Jリーグへ行こう!北国叙情編)
ごあいさつ
 このページは、「Jリーグへ行こう!」キャンペーンの一環として、コンサドーレ札幌に関連する情報を、ごくごく適当にまとめたモノです。「これさえ読めば札幌ドームは俺のもんだ!」とばかりに吠えまくれる程の知識が得られるわけではなく、ほんのちょっと参考になればいいなと思って書いてます。
 このページを作成するにあたって、構成、毒性につきましては、「湘南の杜」のFOOLさんが書かれた「湘南・毒々編」を参考にさせていただいております。「北国叙情編」については、もちろん深い意味など欠片もありません。
コンサドーレ札幌とは?
 コンサドーレ札幌は、1996年に当時神奈川県川崎市に本拠地を置いていたJFL(ジャパン・フットボール・リーグ、当時の2部リーグに相当)所属のアマチュアチーム、東芝サッカー部を札幌に誘致して誕生しました。チーム名の由来は、北海道生まれ或いは北海道育ちを意味する道産子(どさんこ)を逆さまにしたものにラテンの響きを持つ「オーレ」を組み合わせるという何とも適当なものになっています。公募された名前の中から選出されたという事ですが、応募した主婦もまさかこんな名前に決まると思っていなかったのでは無いでしょうか。官僚と主婦に任せるとロクな事にならないという好例です。
 それでも、慣れというのは恐ろしいもので、今ではすっかり違和感がありません。誕生した翌年にはウルグアイ出身監督、ウーゴ・フェルナンデス氏の指揮の元、JFLで優勝し、Jリーグ昇格。そしてその年誕生したJ2に初めて降格するという輝かしい記録を残し、2年ほど元日本代表監督岡田武史氏の元、J2で燻った結果、再びJ1昇格を決めました。今度はさすがに1年で落ちませんでしたが、今年は迷将、凍傷の名を欲しいままにした柱谷哲二氏が岡田氏の築いた礎を軒並み破壊した挙げ句リーグ戦7戦6敗とダントツの最下位に導き、降格候補筆頭の位置につけています。現在は、ケツまくって逃げ出した柱谷氏に代わって、ユーゴ出身のイバンチェビッチ・ラドミロ氏を監督として立て直しを計る所です。
 雌伏して上位を伺う、と言えば聞こえは良いですが、要するに順位を二つばかし上げなきゃ降格だコノヤローって事です。このチームは市民持株会が筆頭株主という道内企業の頼りなさを端的に表している経営形態であり、30億円近い借金をしているとっても崖っぷちな状態です。この状態を維持する為には、J1残留が必要不可欠なキーワードであると言えるでしょう。観客動員の差があるJ2では、利子も払えないって話もありますし。
スタジアムガイド
 札幌には、幾つかのホームスタジアムが存在します。それというのもチーム名こそ札幌ですが、一応、北海道全体のチームというフリをしなければならないからです。娯楽の乏しい北海道において、唯一の地元チームという名目で道内各市町村から金を毎年搾り上げるというのが札幌流なのです。
 現在、札幌がホームスタジアムとして利用しているのは、W杯競技場として建設された、収容人員数4万人を誇る世界初(日本人以外に思いつくヤツが居るとも思えん)の野球兼用全天候型屋内スタジアム、札幌ドーム。JFL時代は負け無しという神懸かり的な勝率を示した札幌厚別運動公園陸上競技場。鉄とサッカー以外には何もない街、室蘭にひっそりと存在する、規定を満たしていないにも関わらずJリーグのお情けにより1万2千人しか収容出来ない状態で開催している室蘭入江運動公園陸上競技場。ようやく誘致なったのに4戦して1勝2敗1分とゲン担ぎには嫌われている函館市千代台陸上競技場。そして、何の因果かここで開催されるおかげでホームゲーム皆勤賞を逃すハメになっている人も多いと言われる高知県は春野総合運動公園陸上競技場。この5会場が、2002シーズンに札幌が使用するホームスタジアムです。かつては釧路、帯広、旭川、それに仙台でもホームゲームを行ったのですが、とりあえずここでは割愛して、2002年シーズン7月以降に使用される札幌ドームと厚別競技場について触れる事にしましょう。

札幌ドーム
 W杯において、イタリア代表に「息苦しい」だの「遠近感が掴みにくい」だの「照明が目に入る」だの散々言われてきた札幌ドーム。全くその通りだ、スマン。とは言え、雪にさらされる札幌においては、秋や初冬に試合をするにはここしかないわけで、諦めて使って頂くしかないわけです。
 しかし、交通アクセスはなかなかのもの。JR札幌駅から地下鉄東豊線で約20分。地下鉄福住駅から歩いてわずか10分という立地条件の良さは他の大型スタジアムには無い特徴です。まぁ良いことばかりではなくて、福住駅からドームまでの歩道が狭く、行きと帰りは大混雑必至というあたり、どっか一つは必ず抜けている北海道らしさを感じさせます。JR白石駅や、地下鉄南北線、真駒内駅からシャトルバス(200円)が運行されているので状況に応じて使い分けるのが良いでしょう。2000台収容の駐車場もありますが、大規模イベント時には完全予約制で一日2500円もする上、出入り口がやはり混雑を免れないので、避けた方が無難です。
 施設内は、ファーストフードやランチメニューの店が入っており、ご飯はここで万全・・・ではありません。異様にメニューの値段が高く、また並ばなければ買えない程混雑する為、こちらも控えた方が無難。なんせビール一杯600円ですから。もちろん、食べ物飲み物の持ち込みは禁止されていますので、ゲートでのチェックに引っかかれば預かりという名の没収を受ける事になります。まぁ、飲まず食わずでいるわけには行きませんから、食事は手っ取り早く買える油モノがっちょしな「コンサドーレ必勝弁当」と、ソースが旨しょっぱい「コンサドーレカツサンド」を召し上がると良いでしょう。いや私は食べませんけどね。
 それから、ドーム内にはガス室が設けられており、人間を押し込んだ中で白い煙を室内に充満させるという世にも恐ろしい部屋になってます。いわゆる喫煙室です。ここ以外、場内は禁煙ですのでご協力を。

 座席ですが、下記のようになっています。こちらと合わせてご覧下さい。

席種価格(前売)価格(当日)位置特徴
SS指定4,700円5,200円メインスタンド中央部
バックスタンド前列可動席
 高いだけあって最も見やすい席。ただし、前列の可動席はピッチに近い反面角度が無いため、ピッチ全体を見渡す事が出来ない。観戦にはやや不向きかも。静かに見ている人が多い一方で、ゴール裏がかわいく思える程の汚いヤジが飛ぶ。野球観戦と同じに考えている人が多い。
S指定4,200円4,700円メインスタンド中央後部
バックスタンド中央後部
 ゆっくり座ってみるという面では最も適した席。この席種は常連客が多く、サッカーを知っている人が比較的多い。ただし、メイン後部の座席は選手が豆粒。
SAゾーン3,200円3,700円メインスタンド両端 リーズナブルな自由席。スタンドの端だけど実は結構ドームだと見晴らしがいい。アウェイ側のブロックは大体最後の方に埋まる。
SBゾーン2,700円3,200円バックスタンド両端 結構お奨め出来る席。立って応援するのは嫌だけど声出してみたいという人にお勧め。ゴール裏に次ぐ盛り上がりを見せる為、ホーム側のブロックは早いうちに埋まってしまうの注意。
B自由2,200円2,700円ゴール裏 説明不要のゴール裏。全席種中最もピッチに近いのがここである事は意外に知られていない。最も、高さがあるので選手のすぐ側というわけではないのだが。他の競技場に比べても比較的見やすいゴール裏だろう。中央部は「熱狂サポーターゾーン」と呼ばれる立ち見席に指定されているが、大抵の場合はそのエリアを越える人数が立って声援を送っている。

札幌厚別運動公園陸上競技場
 JFL時代から使われてきた札幌のメインスタジアム。去年から使われ始めたドームの収容数には遠く及ばないものの、1998年に改修されてゴール裏芝生席が全てベンチ席になり、20,005人と道内第2位の収容人員数を誇っています。
 交通アクセスは若干距離があります。地下鉄東西線、大谷地駅から歩いて20分。シャトルバスが開場一時間前から運行している(200円)ので、歩きたく無い人はこちらをどうぞ。でもあまり所要時間が変わらないって話もあります。その他にはJR新札幌駅からもシャトルバスが出ていて、こちらは開場時間に合わせて運行している筈です。料金は同じ。
 こちらは車で来ると、駐車場がありません。折角、高速道央道札幌南インターから一分の距離にあるというのに惜しい事です。

 厚別で販売しているものはドームとあまりかわりません。おにぎり、焼きそば、たこ焼き等。そうそう、言い忘れてましたが白い恋人チョコレートドリンクミルキーロッキー(アイスキャンデー)といった石屋製菓のドリンク、アイスも売ってます。ドリンクは寒くなるとホットでも売ってます。暖まりますが、甘いのでご注意を。
 厚別最大の特徴、と勝手に決めているのが競技場の横にある補助競技場。なんと芝生のピッチがまるまる一面、無料で開放されているのです。ゴールは常設されていませんが、入場前や試合後にピッチのあちこちでサッカーをすることができます。老若男女問わずボールを追うのはとても楽しいものです。

 座席は、下記のようになっています。こちらと合わせてご覧下さい。

席種価格(前売)価格(当日)位置特徴
SS指定4,500円5,000円メインスタンド中央部 ヤジ、酔っぱらいのオン・パレード。好天の下で飲むビールの旨さと相まって、すっかり出来上がった人々が多数。厚別では最も見やすい位置。
S指定4,000円4,500円バックスタンド中央部 値段ほどSS指定との差がない。ピッチがある分どうしても遠くなるが、SSじゃなくても良いと思う人は結構いるらしい。
SAゾーン3,000円3,500円メインスタンド両端 ドーム同様、アウェイ側のブロックは大体最後の方に埋まるが、密かに見晴らしの良いポイント。特に最上段からはスタジアム全体を一望出来るのでお奨め。厚別のメインスタンドは傾斜がきついから、何処でも見やすい。
SBゾーン2,500円3,000円バックスタンド両端 こちらもドーム同様、ホーム側のブロックは早いうちに埋まってしまい、立って応援するのは嫌だけど声出してみたいという人にお勧め。選手が帰り際に挨拶しにくる事から、人気が高い。
B自由2,000円2,500円ゴール裏 ドームに比べるとやっぱり遠い。でも目の前でコンサドールズが踊っているのがみれたりする特典(?)もある。中央部は「熱狂サポーターゾーン」。
チェックポイント
外国籍選手、宇宙籍選手
 コンサドーレには2002年、日本国籍以外の選手が3人在籍しています。ブラジル出身のビジュ、ジャディウソン、ユーゴ出身のバーヤックです。他に居たって?ロシアから来た人が?誰ソレ?
 彼らにはそれぞれ愛称があります。三平、ジャジィ、範馬刃牙と呼んであげましょう。ジャジィ以外はほとんどの人に通用しませんが

 三平はその驚異的な跳躍力と常人離れした体力と前屈姿勢による獲物を狙う鷹のような姿で走る事から、ジャジィは、メン・イン・ブラックのお二人に両サイドから手を持って欲しいくらいの身長から、宇宙人である事が確実視されています。残念ながらJリーグには地球外生命体を試合に参加させても良いという規定が無いため、とりあえずブラジル人として登録してあります。あの国、人間離れした連中だらけだし。

ファンタジスタ
 ファンタジスタという言葉の定義は難しいのですが、広く一般的には観る者をハッとさせるほど素晴らしいプレイを披露してくれる選手に対して用いられる事が多いでしょう。イタリアのデル・ピエロ、バッジォあたりがその代表格ですね。
 実は札幌にもファンタジスタがいるんです、しかも攻撃的な選手に多いのに、彼は守備の選手なのです。その名は古川毅。通称「先生」と呼ばれる彼に指揮されたラインは、ある時はセンターラインに迫るほど高く、またある時はずるずる後方に退き・・・いや自陣深くに相手を誘い込むのです。そして別名「愛の無いパス」を繰り出してはFWの走力も試合中に鍛えてくれたりしています。これだけではありません、彼が真価を発揮するのはボールに絡んだ時です。彼がボールに絡むと「ボールを見失う」「ゴールに向かうボールにスルーを慣行」「相手FWにスルーパス」等のファンタジーを見せてくれます。1試合に1回は。「なーんだ、ただのミスじゃん」とお思いの方、それは間違いです。このファンタジーの恐ろしい所は、失点に結びつかない所にあります。どんなに致命的な失敗にみえるプレイをしても、失点しない。それが先生ファンタジーなのです。貴方も是非自分の目で確かめてみてください。
 先生ファンタジーが楽しめる頃には、あなたもいっぱしのコンサドーレファンとなっている事でしょう。

御犬様とU-21
 御犬様というのは、札幌の10番を背負う山瀬選手の事です。この名前の由来は、ピッチを前方後方上下左右(?)、所狭しと疾走する姿が印象的な所からつけられました。もちろん、他ではまるで通じない名前ですが。
 昨年の札幌のサッカーにおいて、彼は欠かせない存在でした。決して派手なプレイはないのですが、基本に忠実で、与えられた役割をよく理解し、ある時はFW、ある時はボランチ、ある時はウイング、しかしてその実体はトップ下という幅広いプレイエリアを持つ為です。三平、板長(森下主将)と3人で走りまくるサッカーはワンワンサッカーとも呼ばれ、敵に恐れられた・・・筈です。
 彼はアテネ五輪を狙うU-21代表でも活躍しています。U-21候補にはGKの藤ヶ谷、U-19にも呼ばれている今野が札幌に在籍しており、数年後にこの3人は札幌に居ないとさえ言われています。観るなら今しかありません。

プチ俺王
 今年コンサドーレ札幌ユースU-18より昇格した新居選手の事です。小柄ながら、強引な突破と高い決定力、そしていつの間にか美味しいポジションにいるというポジション取りの旨さが魅力です。彼は函館での鹿島戦でデビューを果たしましたが、いきなり審判の判定にガン飛ばしてみたりしています。そして「俺によこせ」とボールを要求して、あの日本代表秋田のマークをかいくぐってデビュー戦で初ゴールを挙げるなどまさに「俺様」です。昨年在籍していた俺王様(ウィル)との対比でプチ俺王と一部のファンには呼ばれていますが、そのうちきっと俺王様を凌ぐ選手に育ってくれる事でしょう。文章では表しにくい面白さをもったプレイヤーです。

ディドGKコーチ
 札幌の試合前アトラクションは色々ありますが、もっとも面白いアトラクション(?)がGK練習です。いやアトラクションじゃないんですけどね。試合前にGKに向かってディドさんがシュートを放つのですが、尋常じゃないスピードでボールがキーパーに向かって飛んでいきます。しかもいかにも重そうなシュートです。あんたFWかよ!と言いたくなるくらいのシュートで、札幌のFWには是非学んで欲しいところです。
 更に、負けず嫌いなディドさん。シュートがギリギリ枠を外れると「オウッ!」と一声叫んで悔しがったり、ポストやGKが弾いた玉を詰めて押し込んで、それはもう嬉しそうに喜びます。子供デスカ?(笑)
 試合開始30分前のピッチ練習、見逃したら損ですよ。

ビッグフラッグ
 札幌には3つのビッグフラッグが存在します。
 一つはエンブレムをあしらった長方形のもの。残り二つは昨年よりドーム限定で登場したユニフォーム型のものです。エンブレムタイプはバックスタンド、ユニ型はホームゴール裏で展開されるので、触ってみたい人はその席種を選んでみてください。厚別では晴天時にしか展開しませんのでご注意を。あと、長年使ってきたので少々臭います。

コンサドールズ
 オールスターに参加した事もあるので、だいぶ有名になってきました。試合前のトラックやピッチの側でダンスを披露してくれるのですが、大変レベルの高い踊りだそうで、綺麗です。彼女たち自身は取り立てて美人というわけではありませんが、踊っている時の笑顔はそんじょそこらのアイドルなんかよりずっと美しいと思うのは私だけでは無いはずです。最近はユース、ジュニアといった下部カテゴリーも充実してきていますね。
 ダンスは主にメインスタンドの前、ホーム側ゴール裏の前、ホーム側バックスタンド(SBゾーン付近)で披露されます。昔は、勝った時、試合後ホームゴール裏の前でラインダンスを披露してくれてました。勝ち点の数だけ足を挙げるという暴挙に出たためか、2000年より後(2000年はJ2を圧倒的な成績で制した)ではラインダンスを披露してくれなくなりました。残念。

さいごに
 如何でしたでしょうか?
 スタジアムに足が向かう一助になればと思い、札幌の魅力のほんの一部をご紹介させて頂きました。今シーズンは厳しい成績の札幌ですが、得点時の盛り上がりは素晴らしいものがあります。また、TVで観るよりずっと楽しいのがサッカーです。値段もさほど高くありませんし、ご家族と、同僚と、お友達と、恋人と、色んな人を連れて観に行ってみてください。騙されたと思って。
 本当に騙されちゃいますから。
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