監督やコーチングスタッフが固まり、健太郎の再契約、外人さん3人もほぼ決まりと、週末のキックオフイベント、そして２００７シーズンの始動に向けて、いろいろと明るい話が聞こえてきます。
それはそれでいいことだし、個人的には例年以上にキックオフイベントが待ち遠しい心境で過ごせております。
ま、ハウスメイトさんがスポンサー料の減額（撤退という言葉を見出しに使うのはどうだろうね・・つくづく日本語知らないなぁと思うよニッカン北海道さんは）とか、まだ林の契約更新発表がないとか、明るい話ばかりでもありませんけど、年間予算70億で借財のない某赤いチームとは違うしねぇ（＾＾；；）
ですが。

一点だけ、来期についての不安が払拭できないところがあります。
それは、「２００７シーズンからサテライト参戦をやめる」という話が出ていた点。
これについては、昨年11月頃にそういう話が出た以降、公には全く情報が流れてきません。
果たして、どうなっているんでしょうか？
トシヤくんを含め、コーチングスタッフがどう考えているのか、という部分はある（現場が「サテなんてイラネ」と言うのなら、撤退も仕方ないでしょう）にせよ、個人的にはそこは削っちゃいけないところだと思ってます。また、自治体からの借金で賄う側面はあるにせよ、これまで年間10億以上の営業予算を立ててやってきたチームが、たかが年間2000万のサテライト参戦費用を捻出できない理由が、ワタクシにはどうしても理解できないのです。
ちなみに、２００６シーズン、サテライトリーグに参戦しなかったのは、東京V・横浜FC・徳島の３チーム。そのうち、東京V・横浜FCは首都圏に本拠地がありますから、サテ参戦しなくても練習相手にはそれほど困らないと思うのです。徳島は・・・・・・年間予算が5億前後。チームの財政的に、まだそこまで余裕がないのかも知れません。
振り返って札幌は？
累積債務はたくさんあります。ですが、サテ参戦予算を削ったとしても、たかだか2000万ですし、それを全部債務の返済に使ったとしても、焼け石に水です。おまけに、年間予算は12億前後で徳島の2倍以上確保しています。
で、北海道のサッカーの強さを考えると、道内にはJ2の一ランク下のJFLチームすらない状況。２ランク下の北海道リーグも、リーグ優勝したノルブリッツ北海道ですら、JFL参入戦の参加資格をかけた地域リーグ優勝決定戦では予選リーグで一勝もできず、という状態です。
サテライトなんか参加しなくたって練習相手に困らないよー！なんて、言えるでしょうか？
ある程度のチーム予算があって、練習相手の確保も必要な状況なのに、そこに割ける金がないという理屈は、金の使い方がちょっと違うんじゃないのかと思うわけで。
天皇杯の躍進で、11月頃から噴出したあれこれが、何となくナァナァになっちゃってる気がする昨今。
でも、成績を残したのは選手であってフロントではありません。
フロントさんも頑張ってはいるのでしょうが、まだまだです。細かな連絡事項が行き届いてなかったり、商売のやり方がまずかったり、そんな物事が多々見られます。
本気でJ1に上がろうと、フロントが考えているのなら、フロントもJ1仕様に成長していかねばならない。現場にプロフェッショナルを求めるなら、フロントもプロフェッショナルであるべきです。
チームの勝利を願い、応援する気持ちは持ちつつも、現場について、フロントについて、冷静に見る目は、いつでも持ち続けるべきだと思うのです。
サポーター・ファンと呼ばれる、私達自身も。